マガシーク
マガシーク(マザーズ 3060)の井上直也社長にラジオNIKKEIの番組でインタビューしました。
マガシークは、380以上のブランドと雑誌14誌と提携してインターネットや携帯でも簡単に洋服を買える、雑誌連動型のファッション小売を行っています。
☆創業のアイデアは、なんと!井上さんの奥様。
雑誌に載っている気になる商品を、雑誌の巻末に掲載されているブランドの電話番号をチェックして
→販売店の場所をチェック
→販売店に在庫を問い合わせて
→実際に買い物に出かける
という流れをインターネットで出来ないかと奥様がアイディアを出し、井上さんがビジネス化したのだそうです。
(今のようにネットが身近じゃない時代は、こうして雑誌に掲載された最新ファッションや最新の化粧品を手に入れていたんですよね。)
インターネットブームに沸いた2000年当時、伊藤忠商事の繊維カンパニーに在籍していた井上さんは、伊藤忠の中でもインターネットを使ってファッションの分野で新しい事業で使えないかとあれこれ考えていたところで、
奥様のアイデアをきっかけに、伊藤忠のアパレル企業と提供して人気雑誌の掲載商品を売るビジネスを考えました。
☆とは言え、伊藤忠では、ほとんどが企業間取引の仕事だったため、消費者に直接物を売るノウハウが無く、配送の箱の設計などという細かいことや、物流体制や顧客へのサービスなど、当初は手探り状態でスタートしたそうです。
また、ネットで服を買うことがまだ一般的ではない時代だったので、メーカー側があまり協力的では無く、商品の調達にも苦労されたとか・・・。
その後、インターネット環境の広がりとともに、徐々に洋服もインターネットで買うことが広まったことや、最初は、消極的だったメーカーも、雑誌に載った商品だけでなく、雑誌に載っていなかった商品もぜひ売ってくれと言うようになり、扱うブランド数も広がりました。
今では、雑誌に載っていない商品の売上が半分以上を占めています。
現在の利用者は、(登録上)約60万人、そのうち約2割がリピーターだそうです。
☆また、アパレルメーカーのニーズを聞いていく中で、OUTLETPEAKと言うアウトレット商品の別サイトもスタートしました。
郊外のアウトレットモールに行かなくても、このサイトでお値打ちモノがチェックできるので、私もじっくり見入ってしまいました。(笑)
☆今年の春からは、本格的に広告事業も展開しています。マガシークのサイトには、ファッションに興味がある女性がたくさん訪れていることから、化粧品やエステなどの広告をスタートしました。
☆今後の成長性について井上さんは、婦人服のマーケットだけでも日本国内で6兆円あり、また、アメリカのインターネット販売では、全商品の3分の1が洋服だと言われている中、日本は数%と小さい割合ですからまだこれからも伸びていく市場だと考えています。
☆9月には、メンズファッションのサイトもオープンする予定。
ターゲットは、30~40代のややリッチな層。『Leon』や『Uomo』、『EX』と言った「ちょいワル」な、ファッションにお金を掛ける男性をイメージしているそうです。
☆詳しい番組サマリー、オンデマンド放送はこちらから。
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