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2007年9月28日 (金)

本当に国技?

相撲は本当に国技なのか?だとしたら、一国民として、とても恥ずかしい。

(「国技」の定義はいろいろあるようだが・・・。)

『心・技・体』、『心』が一番先にくるらしいが、

相撲界のおえらいさんたちよ、心はあるのか?!

行き過ぎた「稽古」?

一体どこにビール瓶や金属バットで殴る稽古があるのだろう。

それは「リンチ」あるいは「集団暴行」って言うんじゃないの?

おまけに、大マスコミの報道には、協会に対して奥歯に物が挟まったような言い回しが目立つ。(日刊ゲンダイや、スポーツ紙には、はっきり書いていたけどね。)

未だに「稽古中に急死した問題」と伝えているマスコミが多いこと。

そして、話題のすり替えとしか思えない協会側のコメント。

「入って2カ月の力士なので、健康面や体力面などを考え、師匠がきちんと指導しなければいけない」

弟子入りして2ヶ月とか、健康面とか体力面とかそういう問題なのか?!

まるで亡くなった力士が未熟だったと受け取れるようなコメントではないか。

ベテラン力士なら大丈夫なのか?!

それにしても、朝青龍問題や今回の事件を見るにつけ、

ニコラ・サルコジの「(相撲は)インテリのやるスポーツじゃない」との発言も、もう否定は出来なくなったのではないか。もちろん知性や教養にあふれた力士も数多く存在すると思うが・・・。

今回の事件とそれについての協会側のコメントを聞く限り、知性や教養、そして人に対する「心」を感じることが出来ない。

また、このような「集団暴行」がこれまでも日常的に行われ、黙認されてきたとしたら、日本相撲協会はもとより、文部科学省は今まで何を監督し、これからどのようなリアクションを取るのだろう。

また、マスコミも何をしてきたのだろう?

ワタシには子どもはいないけど、親戚の子どもには、絶対に力士にはなって欲しくないと思う。

もう相撲は見ないかもしれない。

斉藤俊さんのご冥福をお祈りします。

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コメント

私は、今日の朝この件に「しごき」という言葉を使っていたマスコミに疑問を感じました。
これは、「集団暴行」で「しごき」じゃないと思います。

私の感覚でいうと、しごきっていうは、強くなる為に必要な厳しい練習をいうと思っています。例えば、野球で言えば「100本ノック」とか「素振り1000回」とか「1時間走」みたいなやつです。

ぬるい練習ばかりしていても強くなれないし、逆に気の抜けた練習をしていれば、いざというとき大怪我に繋がると思っています。

当然、厳しい練習を課す時、指導者には、選手の体調などを考慮する必要があり、無理をさせない配慮を求められます。

今の指導者、マスコミは、「しごき」と「暴行」の区別もつかなくなっている事が悲しいです。

投稿: 流れ行く旅人 | 2007年9月28日 (金) 12時21分

☆流れ行く旅人さん
明らかに「暴行」なのに「しごき」という言葉を使っていたマスコミ、ワタシも気になりました。大いに違和感がありました。
怒りを覚えました。
今回の一連の大マスコミの報道には大いに疑問を感じました。
これが民間企業、学校、あるいは他のスポーツで起きた事件だったらその報じ方は違ったのではないかと思うのです。
大きい権力を持っている相手にはなおさら、マスコミは厳しい眼を持つべきだと思います。
ワタシも本当に悲しいです。

投稿: 渡辺タカコ | 2007年9月28日 (金) 14時27分

「これだから国技」かもしれへんで。
少子化で新弟子も減り、
逆ピラミッド構造で、
下に行くほど、ストレスが強いられる。
いじめという犯罪も、
少数下層の一点に集中しがち。
それでいて、女性と外国人は排除・・・。
団塊ジュニアでさえ「年寄り」になる相撲界は、
そういう日本の暗い面を
象徴あるいは先取りしている
「国技」とちゃうか。

投稿: キタノ | 2007年9月29日 (土) 11時49分

☆キタノさん
確かにそうですね。
日本の問題、矛盾、理不尽、そういったもの全てひっくるめて象徴かもしれません。
余程劇的なシステム転換、トップの総入れ替えでも無い限り、「国技」も日本の将来も相当暗いものかもしれないですね。

投稿: 渡辺タカコ | 2007年9月29日 (土) 13時49分

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