バリオセキュア・ネットワークス
バリオセキュア・ネットワークス(ヘラクレス3809)の坂巻千弘CEOと、ラジオNIKKEIの番組で対談しました。
バリオ・セキュアネットワークスの提供するサービスは、総合的なセキュリティサービス。
安心・安全かつ便利なインターネット環境を提供することをビジョンに掲げ、インターネットを利用する全ての企業を対象に、自社開発のネットワークセキュリティ機器と独自の監視システムを用いて、運用、監視、サポートに至るまで一貫したサービスを提供するセキュリティサービス事業、Webサーバやメールサーバの運営を行うホスティングサービス事業、個々のユーザ企業の特別なニーズに対応し、既存のサービスをカスタマイズして提供するプロフェッショナル事業を展開しています。
ユニークなのが、VSRと呼ばれる器材。情報漏えい、不正侵入、ウィルスなどの脅威に対し、ウィルスを落としたり、情報漏えいを防止したりすることができる12種類の機能がこれ一台に含まれています。
器材はレンタルで提供、運用・監視などのサービスも行っています。何か発生すれば24時間体制で日本全国駆けつけるのだとか・・・。(これは、総合的なサービスを展開している警備会社のようなイメージですね。)
また、特徴として挙げられるのが技術力。
アメリカにICSAという事実上セキュリティの世界標準となっている認定があり、世界で24社取得しているそうですが、日本ではバリオセキュア・ネットワークス1社のみ。
(前回対談した時にも坂巻さん自らが挙げていましたが)課題は、顧客数の拡大です。
ブロードバンド通信回線も拡大していて、潜在的なマーケットはますます拡大している中で、爆発的に顧客を増やすには価格の引き下げがキーポイントだと話していました。
日本のブロードバンド回線利用料は、海外と比較しても随分安価になりましたが、その分、相対的にセキュリティにかける費用が高く感じてしまうことがあるのもネットセキュリティマーケットの拡大を阻害する一因との見方も。
「家が安くて、それよりカギが高いと、カギを買う人がなかなか増えないでしょう」と坂巻さんは話しておられました。もっとも、それだけ安く家が買える状況になった=ブロードバンド環境が手頃な価格で使えるようになったのは、消費者にとってありがたいことですね)
迷惑メールフィルタなど、ASP方式でサービス提供も開始していますが、器材がなくても申し込めば直ぐに利用できるASPサービスの今後の展開、サービス拡大も気になります。
低価格の新しいサービスで顧客層を拡大を狙いつつ、いかに高利益率を保っていくのか、今後の成長戦略に注目です。
詳しい番組内容サマリーはこちらからどうぞ。
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