米雇用統計<失業率悪化>
アメリカ労働省が発表した9月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が26万3000人減少。減少は21カ月連続。(市場の事前予想よりも悪化)
失業率は9.8%で、1983年6月(10.1%)以来約26年ぶりの高い水準に悪化しています。
"This past September, the economy lost 263,000 jobs, and the unemployment rate increased to 9.8 percent."
http://www.dol.gov/opa/media/press/opa/opa20091222.htm
(米労働省)
☆ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は、米経済は不安定ながらも緩やかな回復に向かうという見通しを示しました。
http://www.reuters.com/article/bondsNews/idUSNYC00330420091002.
(ロイター)
"The U.S.economy will recover slowly and unsteadily from recession, and unemployment will remain elevated over the next couple of years,"
"I'd like policy to try to stimulate the labor market as much as possible,".
雇用については厳しい状況がこの先数年続くとローゼングレン氏は予想。その上で、可能な限り労働市場を刺激する政策が望ましいとしています。
☆9月FOMC後の声明でもFRBは景気底入れを表明しました。
アメリカ経済については楽観的に感じられるアナウンスも目に付きますが、(景気が回復するにしろしないにしろ)雇用はしばらく厳しい状態が続きそうです。
そして、わが国の雇用も。
厳しい雇用状況下で行われる日本の補正予算の見直しの中身とその影響もしっかり見極めなければと思います。
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