« zebra@下北沢その③ | トップページ | 中判その後 »

2005年7月14日 (木)

東証コラム最終回

東証メールマガジン連載コラム『鵜の目鷹の目 タカコの眼』の最終回が配信されました。当初3ヶ月の連載予定でしたが、幸運なことに6ヶ月に渡り連載することが出来ました。毎週、空雑巾を絞りつつ、長いようで短いような半年間でした。連載最終回が配信された今はマラソンを走り終えたような気分です。

「私のようなものが書いてもいいのかな?」と恐縮しながら、無い知恵を絞りながらの連載がついに終わった~という開放感と、もう毎週ネタを考えることもないんだな・・・という少し寂しいような複雑な気分。

そして、色々な方への感謝の気持ち・・・。みなさん本当にありがとうございました。

次のマラソンに向けて筋力トレーニングします♪

コラムの最後は徒然なるままに・・・。

以下、最終回の抜粋です。

全文は、東証HPのバックナンバーに掲載されますのでそちらをご覧下さい。

 先日、数学の研究者から証券会社へ転職し、現在は投資教育に取り組んでいる方に番組でお会いしました。「数学の知識が運用に役立つはず」と見込まれての転職だったそうですが「高度な数学は全く必要なかった」と言います。「では何が必要ですか?」と聞いたところ「全てについて勉強することですね」と答えました。投資の難しさ、素晴らしさを表している言葉だと思いました。
 日本の投資教育は、最近ようやくあちこちで様々な試みが活発に動き始めましたが、投資に必要な「全ての勉強」を「投資教育」だけでカバーすることは困難でしょう。各自が「投資の視点」を持って日々考えて学んでいくしかないのだと思います。そして、学校教育でも教師の側が「投資の視点」を持つことによって、「投資教育」と名が付く授業以外も、より生き生きしたものになるのではないでしょうか。 
 また、投資の視点でメディアを見るポイント、あふれる情報の取捨選択、情報を投資にいかに生かすか、考える力を養うことも大切な投資教育ではないかと思います。「事実」と「観測」報道の違いや、メディアの習性を知ること、企業発表と記事になったものとを見比べること、過去の報道の検証・・・挙げればきりがありません。
 情報の送り手側も、「投資の視点」を持ち、常に検証を怠らないようにしなければならないと思います。例えば、合併や企業業績など株価に影響を与える事項に関するニュースが、企業の開示以前に本当に必要なのかどうか・・・。企業がフェア・ディスクロージャーに取り組む妨げになってはいないでしょうか?不祥事など本来開示していなければならない情報を企業が故意に隠蔽しているのなら「すっぱ抜き」も必要でしょうが、株価に影響を与えるような正式発表まで本来外部に漏らさないはずの、社内でも一部の人間しか知りえない情報が、なぜ一部のマスコミの人間に先行して伝わるのか・・・。素朴に疑問を抱きます。

 一部のマスコミだけに情報を伝えず、常に適時情報開示、フェア・ディクロージャーを実践している企業に投資家は敬意を払うべきではないでしょうか。観測報道や正式発表前の特ダネ記事が多い企業は、フェア・ディスクロージャーの観点から、注意して見る必要があるのかもしれません。投資判断上重要な会社情報が「適時開示情報閲覧サービス」
http://www.tse.or.jp/disclosure/index.html によって開示と同時に閲覧が可能となった現在、マスコミの存在意義を「投資の視点」からあらためて考えなくてはならないのだと思います。
 最後に。投資とは、様々なことに興味を持ち、触れ、考えるようになり、自分の金融資産だけでなく自分たちの住む社会をよい方向に変えることも可能な、とても素晴らしいものだと思います。皆さま、「投資のある生活」を楽しんで下さい!

|

« zebra@下北沢その③ | トップページ | 中判その後 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東証コラム最終回:

« zebra@下北沢その③ | トップページ | 中判その後 »