お諏方さま
この土日は谷中の諏方神社大祭がありました。
土曜日はスズキさん、タカハシさん、ヨウコさんが御神輿を担ぐと聞き、鳥越まつりで誓った祭り撮影リベンジ(?)を果たすべく参じました。
地元っ子には「お諏方さま」と、敬愛される諏方神社のお祭り。亡くなった父が、戦中、日暮里近辺に住んでいたらしいのですが、子供の頃の思い出が詰まった場所を懐かしんでか、その後もほぼ毎年のように初詣やお祭りに足を運んでいました。
「一緒に行こう」と誘われても、中学生ぐらいからは反抗期もあって、父親と一緒に歩くのも嫌だったので、私にとってはン十年ぶりに訪れたお諏方さまでした。
境内、そして谷中の町にずらっと並ぶ縁日の屋台。子供たちのはしゃぐ声、挨拶を交わす町内の人たちの笑顔・・・。
谷中の路地をお神輿が渡る下町情緒あふれる祭りに、懐かしくあたたかい気持ちがこみ上げてきます。今更ながら、父が毎年この祭りに通った理由が少しわかるような気がしました。
★祭り撮影。
前回祭り撮りをし、ズームレンズと脚立必須!と思ったのに、持って行ったのはローライ一台。我ながらかなり無謀・・・。
Mr.タカハシにも「お~。う~ん。祭りで二眼は難しいよ」と、意欲は買うけど、大丈夫?といった感じの微笑みで迎えられる。
数時間、御神輿と一緒に谷中の街をファインダーを覗いたままひたすら歩きました。
「おっ、懐かしいねぇ。俺も昔それ欲しかったんだよ~。憧れだったな~」とか「二眼はな、至近距離では撮影レンズとビューレンズの差を考えて心持ち上にフレーミングしなきゃだめだぞ」、「オネエサン、至近距離で祭り撮影は厳しいぞ!ピントは固定で自分で動いて合わせたほうが早い」などと、いろいろな方が御神輿を担ぎながら(!)声をかけてくれたり、マニアックなアドバイスをしてくれたのは嬉しい驚き。
今回ですっかり鏡像に慣れました。相変わらずピント合わせは微妙・・・。いや、はっきり言ってかなり×。シャッターチャンスが逃げていく~。
夕方から夜の撮影にもかかわらず、持って行ったISO400を全部使い切り、更に暗くなっているのに(もう暗いからと使わずに)残っていたISO100、160で強引な撮影敢行。普通は感度を上げたいところなのに下げなければならないとは・・・。とほほ。いつもフィルムを多めに持ち歩くのに、ペース配分の読みが外れた(苦笑)。
いくらプラナーでもこの暗さ。重さ&ホールドの不安定さで低速シャッターじゃ絶対ぶれてるよな~、開放じゃピントもますますあやしいと思いつつも合計7本撮っていました。
しかも、露出をいちいち測れないもみくしゃ状態。途中から勘で露出を調整。何枚見られる写真があるか(苦笑)。
次回の祭り撮影は、ローライか、一眼&ズームか・・・悩みます。祭り、神輿、そのものを写すには一眼&ズームなのでしょうが、下町の風情、人々の熱気やざわめき、祭りを楽しむみんなの笑顔。それらを写しこむならローライかもしれません。
ただし・・・。腕が伴わない(涙)
かと言って二台持っていくのはフットワークが重くなりそうで気が進まないしなぁ。
えっ?誰ですか?それならライカかコンタックスも良いよ。と悪魔のように囁く人は・・・。
「ライカやコンタックスは、ボディも良いんだが、何といってもレンズだな~。現像していても使ったレンズが判るんだよ」(Mr.タカハシ)
祭り撮影リベンジは次回に持ち越しとなった・・・。
★スズキさん、タカハシご夫妻、ヨウコさん、そして谷中のご町内の方々をはじめ、お世話になった皆さま、ありがとうございました。心から感謝♪
一枚くらいアップできる写真が撮れているといいな~。
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コメント
ローライでお祭りは大変だったと思います。
さすがの行動力ですね。
私だったら最初から諦めてます。
ちなみにMr・タカハシとはウチの旦那ですか?
ーーなんちゃって。タカハシという名前はコンタ、ツアィス
好きが多いんですねー。
投稿: takako | 2005年8月30日 (火) 23時15分
★t-takakoさま
祭りでローライは無謀すぎました。
明日、ポジが出来てあがってきます。
じゃ~ん。
旦那たんは、キャッチ&リリース順調ですか?
製造中止のコンタなんて、キャッチ&キャッチなのでは。
タカハシさんにはレンズに詳しいツアイス好きが多いのかもしれませんね(笑)
投稿: takako watanabe | 2005年8月31日 (水) 02時51分