paris,new york and...
昨日に続いて、ANA時代の話。
入社してすぐに発生したのが天安門事件。OJT訓練便で現地移動のバスが暴徒に巻き込まれた同期も居た。それから湾岸戦争・・・。他にも沢山いろんな国の政情不安や戦争、紛争、テロ予告、ハイジャックや爆発物などの怪情報・・・。
世界中でいつも争いが絶えることはないんだな・・・と痛感する仕事だった。
死んだ祖父が成田発の便のルート下に住んでいて、頭上をよぎるANA機を見ては「落ちませんように」っていつも祈っていたと祖母に聞いたけど、きっと両親は毎日凄く心配していたと思う。
仕事をやめてからも、空の安全というのは私にとって特別なこと。
安全や平和って意識しないと、失うまで気付かなかったりするけど・・・ごく当たり前のことじゃなくて、とても貴重なもの。
love&peace!!
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コメント
こんばんは
他人からみれば憧れの仕事でも
言えない苦労はどんな職業も同じですね
特に平和や安全に関することは日本人はあってあたりまえ
だと思っています、私もですが(^^ゞ
身をもって体験されたこと、伝えていっていただきたいものです。
この笑顔、失いたくないですね
すでに失ったビルもあるし…
投稿: taka | 2006年5月 6日 (土) 20時26分
☆takaさん
平和や安全は、失うまでそのありがたみや貴重なこと、
その恩恵、どれだけ自分たちの生活が恵まれているかに
なかなか気付かないんですよね・・・。
失ってからでは遅いのですが・・・。
投稿: 渡辺タカコ | 2006年5月 7日 (日) 02時21分
ちょっともどってコメントします。
とても素敵な写真ですね、写真を本気で初めていない頃の…とありますが
一番ピュアに被写体と向き合えていたえりするんですよね
スタジオマンを経験し、写真でお金を頂いたりすると余計な知識が大きくなるんです
昔のスナップのアルバムとかひらくと「おぉ〜、なかなか良いのあるじゃん!」なんて思ったりしますし(笑)
最近は仕事が本意とちょっとずれてきているので、何が撮りたいのか…
なんで撮りたいのかなど、もういちど立ち返っているところです。
そんな時にあの写真の会場で、渡辺さんの純粋な写真の前にたたずんでいました。
いやぁ〜、助かります。(笑)
投稿: yuzi | 2006年5月 7日 (日) 23時37分
☆yuziさん
被写体とピュアに向き合い、撮るって大事ですね。
でもお金をもらえる仕事も大事ですよね(笑)
どんな仕事でも本意じゃないことって多少なりともあると思いますが・・・。
経済的基盤と意志を持って取り組む仕事とが完全にマッチする幸せな人って、世の中少ないかもしれませんね。
投稿: 渡辺タカコ | 2006年5月 8日 (月) 02時45分