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2006年10月10日 (火)

須田一政さん写真展

須田一政さんの写真展『KINETICSCAPEⅡ』に。

初日は、映像作品『KINETIC CHIRONICLE』の上映会と須田一政さん、嶋田源三さん、林誠治さんによるトークショーが開催された。

写真作品は、8ミリフィルムで撮影したものを静止画としてプリントしたもの。

モノクロプリントを担当されたのは林伸吉さん。

映像作品は、須田さん撮影の約120本におよぶ8ミリフィルムを嶋田さんが編集。

編集にあたっては、一旦デジカメの動画を利用しデジタル化し、PC編集を試みてから実際のフィルムの編集を行ったそうだ。

上映は編集後のフィルム二本を同時に横並びニ画面で。

一画面はランドスケープ。もう一方はヌード(エロス)。

最前列で見ていたのだが、正直、どちらの画面を見てよいのか、どちらにも視線が集中できず戸惑いを感じた。

ニ画面同時上映の意図はどこにあったのか・・・。そして撮影意図、編集意図は・・・・。

須田さんは、凝視よりも残像や瞬きの方が印象に残る気がすると言います。斜目(はすめ)でなければ見えないもの、瞬きや目や口が半開きの「狭間の表情」、覘き見的感覚・・・。

「狭間の風情」、「狭間の表情」を大量のカットの中から切り出していく作業・・・。

現在は、何を撮ったか忘れるほど沢山撮るくらいの方が須田さんは充実感を覚えるのだそう。

今は、ローライやハッセルの(1ロール)12枚ではなく、ハーフサイズの72枚、そして更に静止画を取り出すことを前提に撮影する8ミリフィルムということになるそうだ。

(須田さんが大好きだというヒッチコックの画面の隅まで計算された作りを対照例に挙げていらしたが)最初からイメージを固めず、撮ってから考える。考えないで撮ることが生理的にフィットしているとのことだ。

☆トークショー終了後、レセプションパーティ、その後都内某所の居酒屋。

トークショーの場ではなかなか聞けない話や一分間に一度の割合?で飛び出す須田さんのジョークで一同盛り上がる。尽きぬ写真の話であっという間に夜が深まった。

☆先月、神輿でお世話になっているタカハシさんから8ミリカメラをプレゼントされた。これも何かの縁かもしれない・・・。以前から映像制作にも興味を持ちつつ、複数の方に「動画も撮ってみたら?」と勧められつつ、スチルで手一杯だったが・・・。

嶋田さんに8ミリ周辺事情を聞き少々焦る。と同時に、ギリギリのタイミングで情報を聞けたことに感謝。機種にマッチする感材も間もなく製造中止で入手不可能に。現像もタイムリミットが迫っているようだ。フィルム文化の危機がこちらでも・・・。

☆須田さんの写真展は21日(土)まで入船のギャラリー・アートスペースモータで開催しています。12:00~20:00(最終日は17時まで)

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