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2006年11月10日 (金)

ジョアン・ジルベルト『最後の奇蹟』最終日

というわけで、今ツアー二度目のジョアン・ジルベルト公演に行って来ました。

感動、そしてjoao gilbertoと同じ時代に生きていて本当に幸運だったと思いました。

感動は今も続いていて、現在左ひざをスイングさせながらパソコンに向かっております(ジョアンのファンしか分からぬネタですが・・・)。いやほんとに。

今週はジョアン来日前から待ちきれずアルバムを聴いているのでずっと頭の中はジョアンで一杯♪

☆さて、大事な公演最終日なのに、うっかり油断して開演時間に5分遅れてしまい、あわてて会場に駆け込む。

駆け込む必要は99.99%ないと思いつつも・・・。

万が一(時間ぴったりに始まる)という可能性もゼロでは無いので猛ダッシュ。

が、しかし。

皆の期待(?)を裏切らないジョアン。

いや、仕事帰りの日本のみなさんを気遣ってなのか、演奏前の瞑想の時間をたっぷり取っているのか、最終日もしっかり遅刻。

初日同様「ただいまアーティストがホテルを出発しました」との場内アナウンスに会場から笑いと拍手が。

結局一時間以上遅れてのスタート。

ジョアンが登場すると拍手の渦。

今日は「コンバンハ」「ごめんなさい」のニホンゴ挨拶も無くいきなり演奏が始まる。

「僕は家には帰らない」に始まり二回のアンコールを含めて32曲。

途中フリーズも無く、一気に演奏。夢のような時間だった。

初日も少し気になったのだが、どうも風邪が悪化した模様。出だしは声の調子が少し気になった。しかし、さすがはジョアン。

アンコールあたりからぐいぐい上り調子に。

やはり初日同様、会場の静寂、静謐さ、演者と会場との緊張感では前回の来日公演にはかなわなかったものの、いい意味でのリラックスした雰囲気もあり、途中熱演のあまり鼻めがねになってそれを演奏しながら直すお茶目なジョアンには会場から暖かい笑いが。

また、曲が始まったときに拍手したり、曲が終わらないうちに拍手をする人も初日よりは少なく、ギターの最後の余韻までしっかり聴いて拍手をする人が初日の公演より多かったような気が・・・。(あんまり早いタイミングの拍手だと美しい余韻が聞こえないので初日は気になっていたのよね。最初から最後まで聴きたいでしょ)。

「最後の奇蹟」というタイトルはいかがなものかと思いつつ、ジョアンの75年の人生の全てが詰まった声とギターを生で聴けた幸せに涙がこみあげる。

最後は会場のほぼ全員が立ち上がり割れんばかりの拍手。

その拍手は、もっと長くジョアンと同じ時間を過ごしたい、できれば三度目のアンコールを期待したい、そして何よりも強かったのは、地球の裏側からやって来てくれた神様ジョアンに捧げる心からの感謝と尊敬の表現だったように思う。

その証拠に、(終演を示す)客席の照明が明るくなってもしばらく拍手が鳴り止まなかった。何と素晴らしいアーティストなのだろう。

これまでジョアンの声とギターにどれだけ癒され、励まされただろう。

また、来日公演では大きな感動をもらった。

ジョアンに出会っていなかったらワタシの人生もきっと少し違っていた。

ジョアンも歌い弾くことで多くの人を癒し、自分自身も癒されているのだと思う。

日本、日本の人々に出会ったジョアンの人生も少し違ったものになっているのかもしれない。

ジョアンが愛してくれている日本がどんどん壊れていく中で、いつまでもジョアンの愛する日本を大切にしていこう、そんなことも考えた。

心に多くのものを刻んだ今回の来日。

ジョアン、本当にありがとう!

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コメント

こんにちは。すっかりご無沙汰しています。写真教室で一緒だった、ふじーです。この方のコンサートをタカコさんのブログで知り、是非行って見たいと思ってました。でもいろいろあって行けませんでした。残念です。タカコさんは、良かったですね。ブログから、溢れんばかりの感動が伝わってきます。そしていろんな体験をひとつひとつ心の糧としているタカコさんもやっぱり凄いです。ジョアンさんとは分野が異なりますが、僕の神様、指揮者のチョン・ミョンフンさんが今月来日するので、タカコさんが味わった興奮を僕も味わってきたいと思います。定期的にはお会いする機会がなくなってしまいましたが、ちょこちょこコメントで登場させていただきますので、これからもよろしくです。

投稿: ギョウザチョップ | 2006年11月10日 (金) 11時01分

☆ギョウザチョップさん
お~~~~感激!ギョウザチョップさん。コメントありがとうございます。
ご無沙汰しております。
作品撮り&暗室にかなり手一杯で、更にまたまた新たな写真技法にも取り組み始めて・・・。
月一恒例のみんなとの飲み会にいけなくなって寂しいです。
(;_;)
ジョアンの今回の公演はDVD化されるようですので要チェックです。
チョン・ミョンフンさんがギョウザさんの神様なんですね。
素晴らしいんでしょうね。
近いうちに半蔵門近辺でランチでもしましょう♪
これからももろもろヨロシクです!

投稿: takako watanabe | 2006年11月10日 (金) 21時45分

こんにちは。ジョアン繋がりで、ミクシィの足跡から辿って参りました。ぼくは8日・9日の公演を観ました。
ジョアンは益々繊細な演奏をするようになっていましたね。まるで細密画の様。
最終日はすごく優しく、穏やかな空気に包まれていました。静寂が暖かかった。
私生児の話もビックリでしたね。きっとすぐまた日本に戻ってきてくれることでしょう。

投稿: 雲 | 2006年11月11日 (土) 11時59分

☆雲さん
コメントありがとうございます!!
雲さんも最終日に同じ会場にいらしていたんですね。同じ夢のような時間を共有していたなんて、なんだか嬉しいですね。
本当に繊細な演奏でしたね。
優しく穏やかな空気と暖かい静寂。
本当にその通りだと思います。
ジョアンのステージは、ライブの理想を見る気がします。
観客との関係をとても大切にしているのが伝わってきますね。
また、それを感じる観客がジョアンに敬愛の「気」を送る・・・。
その一体感は本当に素晴らしかったです。
ジョアン以外の音はしばらく聞きたくない気分すらしました。
75歳にして2歳の子供・・・なんだかあれこれ生々しいことを想像するとショッキングですけど(笑)
老いてますます元気なジョアン。日本に戻ってきてくれる可能性が高まったと喜ぶべきですね!
私も次の来日を楽しみにしています。
今後ともヨロシクです。


投稿: takako watanabe | 2006年11月15日 (水) 02時38分

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