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2007年10月20日 (土)

今シーズンのフィギュアスケート

書こう書こうと思いつつ、先延ばしにしてきたフィギュアスケートネタです。

スケートアメリカ(10月25日~)、スケートカナダ(11月1日~)が目前に迫りました。いよいよ本格的に今シーズンの幕開けです。

今月6日(男子・女子シングル)7日(エキシビション)に横浜で開催された日米対抗から感じたことをつれづれなるままに。

試合自体は男子・女子とも日本はアメリカに敗れてしまったわけですが、この試合自体は(ファンにとってはやや残念なことでもあるのですが)真剣勝負というよりは、交流試合というお祭り的要素も強いものなので、まぁそんなところかなという感じです。

ファンにとって一番気になるのは半年間、選手たちがどのようなトレーニングを積んできたか。その成長の度合いが見所でしょう。

☆(あくまで一個人として、元スケート少女・現お茶の間解説者の視点ですが)その変化が顕著だったのは、浅田真央選手と高橋大輔選手。

まさに「別世界」の二人でした。

☆男子シングルの演技ではミスが相次ぎ、昨年の安定感あふれる演技から比較して不安定な場面が続いた高橋選手ですが、ほんのわずかのタイミングのズレが演技に影響したのかもしれません。当日使うプログラムをどれだけ滑り込んだかという時間的な制約もあるのではないかと憶測します。また「今シーズンのプログラムは4回転を二度飛ぶぞ」という決意の表れを感じました。

そして、何よりも感動したのが高橋選手のエキシビションの演技です。

世界頂点の演技と言ってよいでしょう!

現在、そして過去においてもこれだけの卓越したステップを滑る選手がいるでしょうか?

昨シーズンから、既に多くの人が世界一と認めるそのステップですが、今シーズンは更に先の世界に旅立っています!

ヒップホップの要素を取り入れた演技は、上半身と下半身の動きに注目しただけでもその振り付けは極めて高度で複雑、ダンスの素養に加え、正確なエッジワーク、高スピードのステップを支える瞬発力と持久力、バランス能力、柔軟性、腹筋・背筋、足首・膝・肩のしなやかさを備えた強靭さ・・・。

様々な要素に更に磨きをかけた高橋選手のエキシビは、フィギュアスケートという枠さえも超えた素晴らしいものでした。

高橋選手のエキシビションにはスケーターとして、そして演技者として人間の限界にチャレンジする姿を見ました。

その素晴らしさには感動のあまり涙が出ました。

是非、グランプリファイナルと世界選手権でチャンピオンを取って欲しい!!ファンとしてはますます期待してしまいますね。

まずはスケートアメリカでの演技に期待しましょう。

☆さて、浅田真央選手。高橋選手と同様、技術と芸術の両面を兼ね備えた素晴らしいスケーターの今シーズン。

ステップでの高得点が期待できるのはもちろんですが、芸術面の質もたった半年間でますます素晴らしいものになっています。

どこまで進化するのでしょうか。真央さんにはいつも驚きの連続です。

ロシアのトレーニングでもかなり力を入れていたというバレエ。

注目が集まったステップだけでなく、演技を通してバレエレッスンの成果が見られます。

肢体、指先、首の動きは言うまでも無く、肩甲骨の動き、首から背中に続くライン、顎から首のラインにも変化が見られます。

もともと柔軟性が高く、バレエの素養が見られた真央さんの演技ですが、今シーズンは更に磨きがかかり、演技の最初から終わりまで、どの瞬間をとらえても美しい動きです。

たった半年でいったいどれだけの努力をしたのでしょう。

演技の最初から最後まで「そこまでやるか?!」と思えるくらい美しいポジションを保ち滑るのは体力的にも相当きついことだと思いますが、「別世界」の滑りにますます磨きがかかり、ファンとしてはこの不世出のスケーターの進化をどこまでも見届けようと思います!この進化をリアルタイムで見られるなんて本当に幸せです。

真央ちゃん、同じ時代に生まれてくれてありがとう!とすら思います。

☆さて、スケートファンであるがゆえに気になる点もいくつか・・・。

安藤美姫選手。

才能あふれる選手だけに、肩の調子やメンタル面での調整が気になるところです。

村主章枝選手。

以前から大好きな選手です。大きな大会で彼女が再び表彰台にあがってくれることを願い続けているのですが、他の選手と比較して柔軟性と肢体のポジションが気になりました。他の選手と比べてどうしても硬く見えてしまう場面が多かったように感じました。

☆さぁ、いよいよ本格的に始まる今シーズン。

日本人選手の大活躍に大いに期待します!!

☆ちなみにスケートカナダで幕を開ける浅田真央さんの今シーズンのプログラムは
SP:「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー 」(ナイジェル・へス)
映画「ラヴェンダーの咲く庭で」オリジナルサウンドトラックより
振付 :タチアナ・タラソワ氏
FP:「幻想即興曲」 (フレデリック・ショパン)
振付 : ローリー・ニコル氏

だそうです。

スケートカナダが待ち遠しいですね♪

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コメント

フィギュアのエントリーもう書いて下さったのですね!ずうずうしくもリクエストしてしまっていたので、とても嬉しいです!

やはり実際滑っていた方は、見方が違いますね。
エッジや上半身・下半身の動き、肢体のポジションなど私などは「綺麗だな」とは思ってもそれがどうしてなのかという事はうまく説明できないわけですが、渡辺さんの文章を読むと「あああ、そうそう!だからなんだよね」と納得するばかり。本当に高橋選手と浅田選手は別世界なんですよね。高橋選手のステップは、少しこけてしまっているので、テレビでは感動が伝わりにくいかなと思ったのですが、さすが分かっておられたんですね!良かった!!
本当にエントリーありがとうございました。

それと、少しお元気がないようですが、大丈夫ですか?昨日もコメントしようとしたのですが、気のせいだったら失礼かなと思いコメントしませんでした。私は一読者として、とても渡辺さんのブログを楽しみにしています!!。

投稿: るるりな | 2007年10月21日 (日) 02時03分

☆るるりなさん
こちらこそリクエストありがとうございます(笑)
とても励みになります。
日米対抗、生でご覧になったのは本当にうらやましいです。
高橋選手のコケ?はご愛嬌だったと思いますよ(^^)
テレビでも感動は十分伝わりました。
ヒップホップは、バレエやジャズとは動きが全然違うので、バレエやジャズに馴染んでいると最初は結構難しいんですよね。
しかもフィギュアに、そして「白鳥」というのが画期的でした。
アイデアもすごいですが、振り付け、そしてそれを演じきる選手も、あらゆる点であれは本当にすごい演目です!
スケートアメリカで更に進化したプログラムが見られそうですね。
一緒に応援しましょう!!
高橋さんと真央さんの今シーズンは昨年以上に本当に楽しみですね♪

投稿: 渡辺タカコ | 2007年10月21日 (日) 22時11分

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