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2007年12月19日 (水)

グランプリファイナル

グランプリファイナル、浅田真央選手、高橋大輔選手がそれぞれ2位、中野友加里選手が5位でした。浅田選手、高橋選手、中野選手、本当に素晴らしい演技でした。

☆浅田真央選手

久々に真央ちゃんの心からの笑顔を見ました。

FSは、演技が終わると同時にテレビの前のワタシも涙が・・・。

本当に心動かされる演技、息を呑む美しさでした。

☆願わくば、彼女の芸術的な演技と音楽との調和に没頭したい人の為に、副音声で実況&解説抜きの放送があれば良かったのではないかと思うのだが・・・。

例えば、バレエの舞台中継で「回転数が少し足りないようにも見えたので、もしかするとこれは減点されるかもしれませんね」なんていちいちコメントがあったら興ざめでしょ。

もちろん、バレエの舞台中継は(コンクール中継を除いて)「競技」ではないし、グランプリシリーズは採点競技という違いはあるが、いくらフィギュアスケートがスポーツ競技でも、「芸術」の域に達している選手の演技の最中に、ジャッジの判定すら、プラス評価とマイナス評価が分かれるような細かい減点の「可能性」の解説など、演技中には必要としない視聴者もいるのではないだろうか?

ジャッジの判定でさえ分かれるような細かい減点の類の解説は、キス&クライで採点を待っている間のリプレイ、スロー再生時の解説でも十分じゃないだろうか?などと思った次第。

よく観りゃ・・・という程度のツーフット着氷、離氷の瞬間に目を凝らさないと判らないwrong edge、スローで観なくちゃ判らない程度の回転不足、大きな失敗ではない限り、滑り終わった後の解説でコメントすれば良いのではないか・・・。

しかも、ジャッジによっては減点されていない、あるいはプラス評価のところもあったりして・・・・。

演技中は「あら捜し」的な発言で美しい音楽とスケートとの調和をぶち壊して欲しくないというのがワタクシ的ファン心理。

もちろん演技中にそのような細かい「減点の可能性」も聞きたい人もいるかもしれないので、主音声でそのような解説もこれまで通り放送すればよいわけで。

☆僅差で優勝を逃した高橋大輔選手。SP、FSとも素晴らしかった!

会場中が沸いたSP、そしてFSの演技が終わった時は優勝決まりかと思ったんだけど・・・・本当にわずかな差で2位。点差1点未満で2位なんて惜しい、惜しすぎる!

そして・・・

大きなミスが無かった演技終了後は、誇らしげなガッツポーズで決めて欲しい!

自己評価が厳しいのは素晴らしいことだけど、アピールは大事。

だってランビエール選手との点差、本当に僅差だもの(^^;)アピール、アピール。

☆さて、男子、女子とも3月の世界フィギュアスケート選手権が今から本当に楽しみ。男子女子とも出場枠は確か3人でしたね。世界の強豪に名を連ねる日本人選手の活躍に期待しています。

おっと、その前に26日からは全日本です。世界選手権と四大陸の最終選考会を兼ねた試合ですね。

<グランプリファイナル結果>

女子シングル

1 Yu-Na KIM   KOR
196.83 1 2
2 Mao ASADA   JPN
191.59 6 1
3 Carolina KOSTNER   ITA
178.93 3 3
4 Caroline ZHANG   USA
176.48 2 4
5 Yukari NAKANO   JPN
172.96 4 5
6 Kimmie MEISSNER   USA
154.22 5 6

男子シングル
1 Stephane LAMBIEL   SUI
239.10 2 1
2 Daisuke TAKAHASHI   JPN
238.94 1 2
3 Evan LYSACEK   USA
229.78 3 3
4 Johnny WEIR   USA
216.16 4 4
5 Patrick CHAN   CAN
208.13 6 5
6 Kevin VAN DER PERREN   BEL
189.52 5 6

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コメント

エントリーありがとうございます!

荒川さんの解説はまだまだ、不慣れなのでしょうかね。まおちゃんの時はいちいち細かい減点を指摘していく解説なのはどうなのかなーと思います。まとめてスローの時でいいのに。自国の選手なのに、いまいち暖かさに欠けていて興ざめしてしまいます。

真央ちゃんの演技は歴史に残る凄いプログラムだったと思います。他国の解説のバージョンでも観ましたが、タラソワさんのロシア解説では後半の3-3を決めたとき、それまでは冷静だったのに叫んだので、びっくりしました。

しかしまあ、あのプログラムでPCSが凄く低かった
のでびっくりしました。去年のワールドより完成されたプログラムだったのに。

正直に言って今回は、真央ちゃんが優勝して当然だと思います。あの難易度の高いプログラムをあそこまで完成させられる女子選手は、もう当分出てこないでしょう。キム選手の演技は素晴らしかったですが、そういう問題ではありませんでした。まおちゃんが一人別世界だったのです。でも、ジャッジは真央ちゃんを評価しませんでした。この流れは続きそうで、やりきれません。

投稿: るるりな | 2007年12月19日 (水) 12時41分

☆るるりなさん
コメントありがとうございます。

真央ちゃんの偉業、不世出のスケーターの努力と才能は、後に語り継がれるのではないかと思います。
間違いなく彼女は史上最高のスケーターです!

ただ、自国の放送があら捜し的&まるで見下すような扱いをしている限り、国際大会での採点と彼女の実力との乖離が埋まることは難しいようにも思います。

まずは、彼女の実力を正当に心から評価できる人間が解説に当たるべきではないかと思います。
せめてフェアな解説をして欲しいと思います。
(例えば佐藤有香さん。彼女の解説にはスケートと選手への愛、かつフェアな視点がありますね。)

解説者には、現在世界で戦っている現役トップ選手に対して最低限の敬意と大いなる愛を持って欲しいなと思います。

タラソワさん、絶叫していましたか(笑)それは無理もないですね。
タラソワさんや、ラファエルコーチが浅田選手に惚れ込むのも当然だと思います。
出会えて幸運だったとすら感じているのではないでしょうか?真央ちゃんとの出会いによって指導者として得られた喜びも大きいのではないかと推測します。新たな情熱を得たのではないでしょうか?
彼らがその力と才能を高く評価していることが、真央ちゃんにとっては本当に心強いと思います。
才能とスケートに対するひたむきさが人を引き寄せるのでしょうね(^^)

投稿: 渡辺タカコ | 2007年12月19日 (水) 15時31分

やはりそうですか・・。。

自国の素晴らしい才能のある選手に対して、ここまで勘違いした扱いをしているのは日本だけではないでしょうか??

放送もそうですが、新聞や他のテレビでも真央ちゃんの扱いが、正当だとは思えません。「表現力が劣る浅田」とか平気で書きますし。ジュニアの頃から、音楽を体で表現できると誉められていました。
ジャンプも凄いですが、表現力もずば抜けているのがまおちゃんだと思います。

彼女の表現力、美しさを一番わかっているのが日本のマスコミではなく海外の解説やマスコミだというのがなんともいえないですね・・。

解説は佐藤由香さんの解説が本当にいいです。去年のスケアメでは、演技中はジャンプの種類を低い声で言うぐらいで、終わってから愛に溢れる解説をしていました。
○川さんは・・・経験不足と思いたいのですが、声のトーンが元々冷たいので、更に冷ややかに聞こえてしまいます。それに、現役時代が重なったので、冷静に観られないのかもしれないですね。

あの放送では、実況の男性の方がよっぽど好感がもてました。いつもはうるさいなーと思ってしまうのですが。史上初めてじゃないですか?女子で、3A、3-3二種一つは後半に決まった試合って。細かいミスなんて吹き飛ばすほど、豪快なプログラムそして、繊細で美しい演技でしたよね。まあ芸術的な美しさがあったので、黙っていて欲しいのが本音ですが、解説がああだったので、印象が良くなってしまいました。ネガティブチェックよりはずっとましでした。

タラソワさん、3-3が決まった時は突然ロシア語で叫びました(笑)。イヤホンで聴いていたので、びっくりしてしましました。実況の男性が、ルッツが減点されましたね、とかいった時もそんなものさせておけばいいのよっとか言ってたそうですよ。

しかも、トリノに来てくれていたそうなのです。表彰式が終わった後は、まおちゃんはタラソワさんとラファエルコーチに囲まれて、タラソワさんは熱心に何かまおちゃんに話しかけていました。

投稿: るるりな | 2007年12月19日 (水) 18時12分

☆るるりなさん

>ジャンプも凄いですが、表現力もずば抜けているのがまおちゃんだと思います。

全く同感です。
彼女の技と美は一人別世界ですね。

>あの放送では、実況の男性の方がよっぽど好感がもてました

これまた同感です。

>タラソワさんは熱心に何かまおちゃんに話しかけていました。

あ~、いいですね。
何を話していたんでしょうね。
素敵な光景ですね(^^)

全日本も楽しみですね。
またあの美しい滑りを楽しみに応援しましょう♪

投稿: 渡辺タカコ | 2007年12月21日 (金) 02時25分

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