美味しいチーズで昼下がり<ウォッシュチーズ>
村瀬美幸さんのチーズ講座「木曜昼は美味しいチーズで昼下がり」の第二回目を受講してきました。
テーマはウォッシュチーズ。
テイスティングチーズは、ポン・レヴェック、ラングル、タレッジオ、マンステール、エポワス。
ポン・レヴェック(左)、ラングル(右)、
☆ポン・レベックは、修道院で作り出され13世紀には(リヴァロとともに)アンジェロと呼ばれたチーズ。ウォッシュタイプとしてはやさしい風味。ノルマンディー地方。
☆ラングルは、フォンテーヌと呼ばれるくぼみが特徴。
アナトーで着色。中身はヨーグルトのような風味。ポロポロしていて口に入れるとクリーミーな口どけ。シャンパーニュやブルゴーニュワインと好相性。
現地では、くぼみにシャンパーニュを入れて崩しながら食べたりもするそう。
ラングルを使ったおつまみも教えてもらいました。ペースト状にして、マスカルポーネとあさつきと混ぜ、ドライフルーツに切れ目を入れてはさみ、ピスタチオをまぶし・・・。美味しそう。
タレッジオ(右)、マンステール(左)。
☆タレッジオは、タレッジオ渓谷生まれ、機嫌は古くストラッキーノと呼ばれたチーズ。
(ストラッキーノは疲れたというような意味で、青カビタイプのゴルゴンゾーラも仲間。)
牛が夏の間アルプスの山の美味しい空気と水で育った牧草を食べ、夏が終わると下山。下山中に(疲れた)中継地点で作られたものだとか。
パッケージもお疲れ気味?!の少年の絵。カツレツの間などに挟んでも美味しいそうです。
☆マンステールはアルザス地方。
美味しいヴォージェンヌ牛のミルクから作られているチーズ。語源となった「モナステル」は小さな修道院。855年にヴォージュ山中で修道士達によって作り出され、アルザスワイン、ゲヴュルツトラミネルと好相性。クミン・シードをかけて食べました。パイ包み、おつまみ、サラダなどにもオススメだそうです。
☆エポワス 。
16世紀初頭にシトー派の修道士が造り出し、19世紀ブリア・サヴァランが「チーズの王様」と称えたチーズ。(あのサヴァランが称えたと聞いただけで美味しそうですよね。ん?ブリ・ド・モーも王様じゃなかったっけ?などと思いつつ、どちらも王様(笑)この日の一番人気でした!マール・ド・ブルゴーニュでウォッシュ。この日試食したベルトー社のものは、特に手がかかった造りで有名だそうです。表皮は自然の色。ブルゴーニュの上級赤ワインと相性良し。
ワインはアルザス地方 ゲヴュルツトラミネル ヒューゲル
ブルゴーニュ地方 AC Bourgogne ニコラ・ポテル
チーズ料理はタレッジオを使った一皿でした。
☆実は、これまでウォッシュタイプは強い匂いが苦手・・・・と思っていたのですが、今回熟成度合いも状態もまさに食べ頃のものを試したところ、新しい発見の連続。すっかりはまりそうな予感がしています。
☆毎回、チーズの製法や歴史、飲み物との相性や料理など楽しみ方を学びながら、実際に味わいながら、大充実の村瀬美幸さんのチーズ講座
次回は6月17日(木)12:00~。テーマはシェーヴルです。
詳細は、村瀬美幸さんのブログ もあわせてご覧ください!
お申し込みお問い合わせはmmiyuki☆qc5.so-net.ne.jp(☆を@に変えてください)まで。
「渡辺のブログを見た!」で特典がありますよ♪
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コメント
小腹がすくこの時間になんて毒なものを…ウォッシュチーズは大好物ですが大きくなる要素をふんだんに感じます(笑)
投稿: yuzi | 2010年6月16日 (水) 16時41分
yuziさん
こんばんは。
いよっ、育ち盛り!(o^-^o)
私も時々深夜にモグモグしてしまいますが、危険ですよねw
次回のテーマは山羊のチーズです。
毎週木曜日に開催していますので、チーズがお好きでしたら&お時間が合えば一度ご参加してみては♪
投稿: 渡辺タカコ | 2010年6月17日 (木) 01時41分