チーズで美味しい昼下がり
イタリアンレストラン「Tullio」で開催されたチーズ講座「木曜昼はチーズで美味しい昼下がり」に参加してきました。
ANA時代にチーズについて多少学んだものの、退職後は単純に食べて楽しむだけで、知識をインプットすることから随分と離れていました。今回の講座は、アットホームな雰囲気で、チーズや飲み物、料理を味わいながら(!)学べて、本当に楽しかったです。
講師はインターナショナル・カゼウス・アワード世界2位の村瀬美幸さん。
(村瀬さんとはANA同期の友人で普段は「美幸ちゃん」と呼んでいますが、受講中は「村瀬センセイ」です。)
講座の第一回目は「白カビタイプ」。フランスのAOP白カビ5種をテイスティングしました。
カマンベール・ド・ノルマンディー、ヌーシャテル。
☆カマンベール・ド・ノルマンディーは、1791年フランス革命のときにマリー・アレルという人が造りだしたと伝わっていて、ナポレオン3世が大好きだったそうです。シードルと好相性。
☆ハート形はヌーシャテル。白カビを練りこんで作っているせいか、ベークドチーズケーキのような練った食感が。もっちりしたカマンベールとは対照的な食感です。塩味もきいていました。
ブリ・ド・モー、ブリ・ド・ムラン、シャウルス。
☆ブリ・ド・モーはチーズの王様と呼ばれ、実際に歴代の王に愛されたチーズです。華やかな味わい。村瀬先生によると、中世ではパンとチーズとにんにくは庶民の食べ物の代表だったが、ブリ・ド・モーは別格で、王や権力者のものだったそうで「チーズで出来たお菓子」と賞されたそうです。
☆ブリ・ド・ムランは男性的な味わい。白カビとは思えないようなパンチが効いていて、ブラウンマッシュルームのような香りも。口の中に風味が一気に広がり、「マイブーム」になりそうな予感。
☆シャウルスはシャンパーニュ地方のチーズ。12世紀にブルゴーニュの修道院たちによって造られたとか。シャウルスという名前は「シャ(猫)」+「ウルス(クマ)」。可愛いネーミングですね。シャブリやシャンパーニュと相性良し。
☆さて、ブリ・ド・モー、ブリ・ド・ムランときて、ブリ3兄弟のもうひとつは何処に?!
末っ子のクロミエは・・・
「Tullio」のオーナーシェフによる「スモークサーモンのカルパッチョ仕立てクロミエソース」。
クロミエソースは、クロミエをブイヨンと生クリームでのばしたもの。
チーズのテイスティングが続いた最後に出たこの一品。瑞々しい野菜と脂の乗ったスモークサーモンにクロミエソースが絶妙。
☆この日の飲み物は、クレマン・ド・ブルゴーニュとシードル。
(このシードルは香りが高く、参加者からも大人気でした。私もかなり気に入ったので買える場所を村瀬さんに教えてもらいました。)
☆インターナショナル・カゼウス・アワード世界2位の村瀬美幸さんのチーズ講座「木曜昼はチーズで美味しい昼下がり」、二回目以降は
第2回6月10日(木)ウオッシュ
第3回6月17日(木)シェーヴル
第4回6月24日(木)青カビ
第5回7月1日(木)ハード
第6回7月8日(木)フレッシュ
会費:¥6000/回
チーズに興味のある方、是非一度参加されてみてはいかがでしょうか?
ご興味のある方、参加ご希望の方はmmiyuki☆qc5.so-net.ne.jp (☆を@に変更してください)までメールにてお問い合わせ、お申し込みを。村瀬さんのブログに講座の詳しい情報がありますのでご覧ください。
☆尚、お申し込みの際に「渡辺のブログを見た!」と伝えていただくと特典があります♪
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント