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2010年9月24日 (金)

オールドパー『伝承の饗宴』

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9月17日(金)、京都・建仁寺で開催されたオールドパー第6回『伝承の饗宴』に伺いました。

130余年前に初めて日本に紹介されたスコッチとされ、政治家や著名人をはじめ多くの人々に愛されてきたオールドパー。

そのオールドパーが日本の伝統文化への敬意の表明として、2005年よりユネスコ世界遺産保護活動サポートプログラムとして開催してきたのが『伝承の饗宴』 です。6回目となった今回は、「伝統」と「現代」のシンクロニシティをテーマに、京都最古の禅寺・建仁寺で開催されました。

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舞妓さん、芸妓さんがお出迎え。建物や庭のライトアップや会場内の照明も陰影が印象的でした。

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この日招待されたのは、経済人・文化人・ユネスコ関係者・伝統芸能関係者など約100名ということですが、京都という場所柄なのか、和やかでゆったりした時の流れを感じました。「きらびやか」な華やかさとは一味違う「はんなり」とした雰囲気でした。

「潮音庭」や「○△□乃庭」を眺めながらウェルカムドリンクをいただいた後、重要文化財の「方丈」へ設けられた舞台に移動。前庭には枯山水様式の「大雄苑」。夜空には月と星が。

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☆尺八・藤原道山さん、マリンバ・SINSKEさんの演奏。お二人の「月夜浮遊」「ボレロ」はジャンルや既成のイメージを超えた競演でした。また、藤原さんによる「空」は風を感じる演奏。舞台の「方丈」や「大雄苑」、また「双龍図」の龍や「風神雷神」そして月や星空とも共鳴していて、風に乗って空を浮遊しているような気分に。

☆尾上菊之助さんによる「島の千歳」。小鼓・ 田中傳左衛門さん、唄・杵屋利光さん、 杵屋巳之助さん、三味線・今藤長龍朗さん、杵屋浩基さん、指導・尾上青楓さん。

「島の千歳」の名は、平家物語の「祇王」に、鳥羽の頃に「しまのせんざい、わかのまひ」という二人が舞いだしたのが白拍子の始まりと書かれていて、長唄の「島の千歳」は、白拍子の代表作といわれる「水の猿曲」に材をとり、様々な水の流れを表現しているそうです。

建仁寺の荘厳な空気に包まれ、ほのかな明かりの中に浮かぶ美しい尾上菊之助さんの舞いは、白拍子が生まれた平安の都に誘っているようでした。時の権力者達が白拍子に心奪われた気持ちが解りますね。

舞台鑑賞後は国宝・俵屋宗達の「風神雷神図屏風」がある大書院にて晩餐。

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京都吉兆によるオールドパーにあわせた献立。伝統のスコッチと和食とのマリアージュ。

総料理長・徳岡邦夫さんによれば、芳醇な味わいのオールドパーは燻製や揚げ物との組み合わせが好相性。煮物椀にも「揚げ鱧」が。(ローストビーフや鴨燻製との相性は言うまでもありませんが、「秋刀魚山椒煮」がとても美味しかったです!)

テーブルをご一緒した皆さんも素敵なマリアージュを楽しみながらいつしか和気藹々。「またこのメンバーでいつか会いましょう」と盛り上がりました。

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伝統の継承と現代性と創造。まさに「伝承の饗宴」を堪能した一夜。そして、細部に至るまで美しさにあふれた宴の演出とその細やかな気配りに心打たれました。

忘れがたい幸せな時間を過ごし、日常生活とのギャップが・・・。いえいえ。この幸せを明日への活力といたしますぞ!!

生まれ育った日本の伝統と文化をあらためて誇らしく思うと同時に、その継承をサポートされているオールドパーさん(MHDモエヘネシーディアジオ株式会社)の日本文化への理解と懐の深さに感謝します。

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コメント

日本文化の粋なところをぎゅ~~~~~っとしたような会ですね!素敵です
なんだか西洋の文化を上手く取り入れて発展してきた日本文化がすっかり西洋もんばかりになってしまったのが切ないです。もっと「上手く」取り入れて新しい日本を作りたいですね

投稿: yuzi | 2010年9月24日 (金) 11時02分

yuziさん

こんにちは。

本当に素敵な会でした。
貴重な体験をさせていただきました。
伝統や文化を継承するためには、よきもの、守るべきものをしっかりと守り、その時々の流れや時代性を感じ、消化してそれらを上手く取り入れながら現代に生きる私たちが作り上げていくことが大切ですね。
この日の饗宴も、それをサポートしてくださったオールドパーさんも、守りながら新たなものを日々創造してこられたという点では共通しています。
自分達のアイデンティティ、伝統と文化を大切にしているからこそ、お互いの伝統と文化に対するリスペクトが生まれるのだと思います。
私も敬意を表してオールドパーをこれまで以上に飲みたいと思います(^^)

>新しい日本を作りたいですね
同感です!作っていきましょう!!

投稿: 渡辺タカコ | 2010年9月24日 (金) 17時24分

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