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2014年2月21日 (金)

浅田真央選手万歳!!

なんと素晴らしい選手なのだろう。 

ソチ五輪、女子シングルFS。

一生忘れない演技。

果敢に挑み続けたジャンプ、そして情熱のステップ、浅田選手の魂の叫びが聞こえる。

伸びやかなスパイラル、鳥のように空を舞う。重力や苦しみから解放された身体と魂。

一気に天空を駆け上がるラスト……。

なんと素晴らしい演技なのだろう。

壮絶なまでに激しく力強く、かつ優美で繊細。

愛、勇気、人生、希望。

現在彼女しかできない6種類全てのトリプルとコンビネーションを含む8トリプルを跳び、スピン、ステップはすべてレベル4。とてつもないことを成し遂げた。

(それで5コンポーネンツ9点台が一つも無し……。しかし、そんなことを超越した圧倒的なものを彼女は見せてくれた。)

音楽と演技に集中し、そのスケート人生の全てをさらけ出し、ラストは音楽と一体となりながら一気に光に包まれるような愛あふれるスケート。

五輪と言う舞台にも関わらず、そこには、けれんみが一切無い。

圧巻の演技を終えた途端にあふれ出た彼女の美しい涙と笑顔。

浅田選手には、これまで何度も驚かされてきたけれど、前日のSPからは想像もしなかったFS。

浅田真央さん、あなたはやはり天才です!!

努力の天才。不世出のスケーター。 恐怖や困難、様々なものに打ち勝ち、本当の勇気と強さ、心の美しさとは何かを見せてくれました。

こんなに美しく才能あふれるスケーターがいてくれただけで奇跡的なのに、才能に甘んじることなく常に進化を続け、高みを目指して、耐えて耐えて、諦めること無く自分を磨き続け、様々な困難を乗り越えて、今考えられる最高の演技を見せてくれたと言う奇跡。

こんなに素晴らしい演技が見られて、そして、こんなに素晴らしいスケーターを応援出来た幸せと喜び。

浅田真央さん、本当に本当にありがとうございます。

言葉では語りつくせない感動をありがとうございます。

号泣です!!

ハンカチでは足りない。バスタオル!!

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2014年2月20日 (木)

森元首相の発言に

 この方の発言の全文を見聞きしたわけではありませんが……。

☆「フィギュア団体、負けると分かっていた」 森喜朗会長言いたい放題

http://sankei.jp.msn.com/sochi2014/news/140220/soc14022017330053-n1.htm (MSN産経ニュース)

☆森元首相 真央に「あの子、大事なときには必ず転ぶ」

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/02/20/kiji/K20140220007629140.html (スポニチアネックス)

 断片的な発言の切り貼りであろうと思いつつ、ここは大人げなく、反応しておきたいと思いまして……。

 何故、団体戦で日本は、露、加、米に比べて弱いのか、負けると判っていたのなら、アイスダンスとペアの選手が育つような対策をしておくべきだったのでは?(この競技の新設の狙いは分かっていたでしょう。)  

 オールラウンドで戦える強豪国と比較して、決して恵まれているとは言えない練習環境にもかかわらず、団体決勝まで戦い抜いた選手たちに対して、敬意やねぎらいを示されてもよいのではないかと思います。

 もう、その頑張りに、私は涙が出ましたよ。もちろん、戦いですから勝敗はあります。でも、日本人として戦う覚悟を決めて頑張っている選手、結成1年で満身創痍戦っている選手、そんな人たちがアウェーの場、重圧の中で考えうるベスト以上の演技をして、決勝まで持ち込んだ将来につながる戦いだったと、私は思いますよ。

 もちろん、負け戦だったかもしれない。だけど、判っていた負け戦に浅田選手が出たからと言って「恥をかかせた」ということはないと思います。(両方出場したことで、ピークの調整が、もしかしたら難しかったかもしれないな。などとは思いますが。)浅田選手も、他の選手たちも、ただただ、誇らしいです。(と、キーボードを叩きながら、「恥」はないだろう!恥は!! と、ひとり息まいている次第です。)  

 それにしても、フィギュア大国ロシア復活を着々と進め、なおかつ、個人戦を棄権したプルシェンコ選手に寄せられるであろうバッシングから彼を守るために、いち早く気遣う発言をした、プーチン氏のような剛腕で強かで時々気遣いをみせる、味方にしたら心強いが敵にしたら恐ろしいくらいのやり手なお方が、あぁ日本にも欲しいと思ったのは、私だけでしょうか。(橋本聖子さんあたりの今後の御活躍に大いに期待したいところではありますが。)  

 森氏には、元首相で東京五輪組織委員会会長というお立場と、「財界から農業関係、スポーツ界、そしてEXILEら芸能界まで、とにかくありとあらゆる人たちを網羅する形」の豊富な御人脈で、練習環境の改善や、選手が実力を発揮できるような御配慮、選手のモチベーションがあがるような言葉を発して頂きたいと切に願う次第です……。「大事なときに」失言が多いお方という印象ではありますが、きっと根は悪い方ではないと思いたいです。(と、会ったことも無いので良く分かりませんが。誰に向けてかよくわからないフォローを入れておきます。)

  ではでは。 気絶しそうな一日でしたが、今夜も日本選手の演技を見守ります。

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ソチ五輪女子シングルSP

 浅田選手、まさか、まさかのショートの演技でした。 

 未だ気持ちの整理がつきません……。 

 フリーでは納得の演技を!という気持ちもありつつ、もしかしたら、心身ともに休養が必要なのではと思ったり……。

 明日はとにかく楽しんで、自分のためだけに自信を持って滑って欲しい……などと思います。

 そして、 自分を責めないで欲しいと思います。 

 練習ではジャンプも決まっていただけに、五輪の重圧がどれほどのものだったか、それを上回るモチベーションをキープすることが、あの無欲で清楚な彼女にとってどんなに重荷だったか。インタビューで涙さえも見せなかった彼女の今の気持ちを考えると、本当に心配です……。

 まさかのミスの連続でしたが、これまで、どれほど努力をしてきたか、全ての要素において、どんなに磨きをかけてきたか、多くのファンは知っています。

 私は、浅田選手のスケートが大好きで応援していました。でも、今はそれだけではありません。彼女の一喜一憂がまるで自分のことのように感じられるのです。(そんな日本中のファンの気持ちも重荷になっていたのかもしれませんが……。)

 とにかく、浅田選手が笑顔でいてくれることが一番嬉しいのです。五輪の順位よりもそれが大切だと思った選手は、そんなに多くはありません。

 それは、彼女の演技や生き方を通じて、これまでに十分すぎるほど沢山の素敵なものを受け取ったからだと思うのです……。

 

<以下、備忘録 >

女子SP

1 KIM Yuna   KOR 74.92

2 SOTNIKOVA Adelina   RUS 74.64 

3 KOSTNER Carolina   ITA 74.12 

4 GOLD Gracie   USA 68.63 

5 LIPNITSKAYA Yulia   RUS 65.23 

6 WAGNER Ashley   USA 65.21 

7 EDMUNDS Polina   USA 61.04 

8 SUZUKI Akiko   JPN 60.97 

9 MEITE Mae Berenice   FRA 58.63 

10 WEINZIERL Nathalie   GER 57.63 

11 LI Zijun   CHN 57.55 

12 MARCHEI Valentina   ITA 57.02 

13 OSMOND Kaetlyn   CAN 56.18 

14 ZHANG Kexin   CHN 55.80 

15 MURAKAMI Kanako   JPN 55.60

16 ASADA Mao   JPN 55.51 

17 GEDEVANISHVILI Elene   GEO 54.70   

18 KIM Haejin   KOR 54.37 

19 DALEMAN Gabrielle   CAN 52.61 

20 UKOLOVA Elizaveta   CZE 51.87 

21 RAJICOVA Nicole   SVK 49.80 

22 HAN Brooklee   AUS 49.32 

23 PARK So Youn   KOR 49.14 

24 GJERSEM Anne Line   NOR 48.56

☆ 

25 McCORKELL Jenna   GBR    

26 FRANK Kerstin   AUT

27 HELGESSON Viktoria   SWE    

28 POPOVA Natalia   UKR    

29 GLEBOVA Elena   EST    

30 WILLIAMS Isadora   BRA    

http://www.isuresults.com/results/owg2014/index.htm

 

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2014年2月19日 (水)

女子SP滑走順

女子シングルショートプログラム滑走順。

 Warm-Up Group 1

1 GLEBOVA Elena   EST

2 PARK So Youn   KOR

3 DALEMAN Gabrielle   CAN

4 POPOVA Natalia   UKR

5 McCORKELL Jenna   GBR

6 FRANK Kerstin   AUT

   Warm-Up Group 2

7 ZHANG Kexin   CHN

8 OSMOND Kaetlyn   CAN

9 HAN Brooklee   AUS

10 WILLIAMS Isadora   BRA

11 KIM Haejin   KOR

12 EDMUNDS Polina   USA

 

  Warm-Up Group 3

13 RAJICOVA Nicole   SVK

14 UKOLOVA Elizaveta   CZE

15 GJERSEM Anne Line   NOR

16 GEDEVANISHVILI Elene   GEO

17 KIM Yuna   KOR

18 WEINZIERL Nathalie   GER

 

   Warm-Up Group 4

19 HELGESSON Viktoria   SWE

20 MURAKAMI Kanako   JPN

21 MARCHEI Valentina   ITA

22 GOLD Gracie   USA

23 LI Zijun   CHN

24 SUZUKI Akiko   JPN

 

   Warm-Up Group 5

25 LIPNITSKAYA Yulia   RUS

26 KOSTNER Carolina   ITA

27 WAGNER Ashley   USA

28 MEITE Mae Berenice   FRA

29 SOTNIKOVA Adelina   RUS

30 ASADA Mao   JPN

http://www.isuresults.com/results/owg2014/SEG003.HTM

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伊藤みどりさんのエール

 ソチ五輪、いよいよ女子シングルが始まります。

 素敵な記事を見つけました。

 トリプルアクセルの第一人者、伊藤みどりさんから浅田真央さんへのエールです。

―アクセルは唯一前向きに滑るジャンプ。空気感、におい、風当たりが気持ちよかったりしている。それが魅力。好きですね。壁に向かって跳ぶので、勇気がいる。でも、風を正面に受けながら勢いよく向かっていく。それが良いじゃないですか。  

 

 向かい風、恐怖心に打ち勝つように体を投げ出す。そこに価値を見る伊藤さんは、浅田へエールを送る。

 

 真央ちゃんはもっともっと、より理想を求めて挑戦していくのはアスリートとして必要な要素だと思う。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」よ。 ―

http://www.nikkansports.com/sochi2014/figureskate/news/p-sochi-tp0-20140219-1259625.html <ニッカンスポーツ 2月19日>

 

 トリプルアクセルを跳んだ人にしか見えてこない光景、みどりさんが挑戦の先に見ていた世界、そして、今それに挑んでいる浅田選手へのあたかい思いが伝わってきて、胸が熱くなりました。

頑張れ、浅田真央選手!! GOOD LUCK!!

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2014年2月15日 (土)

羽生選手が金メダル!<2014ソチ五輪 男子シングル>

 男子シングル、羽生結弦選手をはじめ、みんなベストな演技ではありませんでしたが、やはり金メダルは嬉しいですね!!あらためて、おめでとうございます!!\(^o^)/ あれだけの構成を最後まで滑り抜いた羽生選手は本当に立派!!  

 町田樹選手、高橋大輔選手も素晴らしかった!!

 特に、高橋選手の心が伝わってくる演技は圧巻でした。それを可能にしているのが、自在なエッジワーク、そして、高難度の技も含め、全ての技が見事に音楽に乗った絶え間ない演技。恐らく多くの世界トップレベルの選手が伝えたい「心」を持ち合わせているとは思いますが、実際に心が伝わるような音楽と見事に融合した演技をすることは、決して簡単なことではありません。天性の音感と音楽の理解力に加え、磨き抜かれた技術、極限まで鍛えられた身体能力こそが可能にする、自由自在なエッジワークと途切れることのない演技。今季限りではなく、ずっと観ていたいと思わずにはいられない高橋選手の演技でした。

 転倒などのミスも目立った試合でしたが、感動の演技も多かったです。

 そのうちの一人が、カナダのケヴィン・レイノルズ選手。  フリーで3本の4回転ジャンプを跳びました。惜しくも2本は回転不足判定、結果は15位でしたが、五輪でのフィギュアスケートがスポーツ競技である以上、より高みを目指すレイノルズ選手のような挑戦が、フィギュアスケートの未来に繋がっていくのだと思います。本当に、心動かされる挑戦でした。

 そして、浅田真央選手が取り組んでいるプログラムの難易度の高さを改めて実感する男子の戦いでもありました。 世界トップレベルの男子の構成をみていても、彼女が成し遂げようとしていることの難しさ、演技の美しさ、その挑戦の崇高さが伝わってきます。  

 女子の試合は、再び地元ロシア観客の熱烈な応援が予想され、日本人選手にとってはアウェーな空気となるかもしれませんが、彼女の演技はきっとフィギュアスケートの歴史に残るはずです。  自分を信じて頑張って欲しいです!!(*^_^*)

 さて、次はアイスダンス。リード組、そしてデーヴィス&ホワイト組の演技が楽しみです!!

 団体戦、プルシェンコ選手の個人戦棄権等々……ブログに書こうと思いつつ、あっという間に五輪も後半戦です。追々、備忘録を兼ねて感想などアップしていこうと思います。

 ではでは。皆さま時差に負けずに引き続き応援しましょう!!

≪以下備忘録≫

男子シングル

1 HANYU Yuzuru   JPN 280.09 1 1

2 CHAN Patrick   CAN 275.62 2 2

3 TEN Denis   KAZ 255.10 9 3

4 FERNANDEZ Javier   ESP 253.92 3 5

5 MACHIDA Tatsuki   JPN 253.42 11 4

6 TAKAHASHI Daisuke   JPN 250.67 4 6

7 YAN Han   CHN 246.20 8 7

8 LIEBERS Peter   GER 239.87 5 9

9 BROWN Jason   USA 238.37 6 11

10 BREZINA Michal   CZE 233.62 12 13

11 VERNER Tomas   CZE 232.99 13 12

12 ABBOTT Jeremy   USA 232.70 15 8

13 JOUBERT Brian   FRA 231.77 7 14

14 MAJOROV Alexander   SWE 224.86 10 16

15 REYNOLDS Kevin   CAN 222.23 17 10

16 HENDRICKX Jorik   BEL 214.04 16 15

17 GE Misha   UZB 203.26 18 17

18 AMODIO Florent   FRA 198.64 14 18

19 MARTINEZ Michael Christian   PHI 184.25 19 20

20 GODOROZHA Yakov   UKR 182.19 21 19

21 BYCHENKO Alexei   ISR 177.06 22 21

22 RAKIMGALIEV Abzal   KAZ 174.40 20 22

23 KELEMEN Zoltan   ROU 158.76 24 23

24 ROMANENKOV Viktor   EST 139.99 23 24

25 RAYA Javier   ESP FNR 25

26 PFEIFER Viktor   AUT FNR 26

27 PARKINSON Paul Bonifacio   ITA FNR 27

28 FIRUS Liam   CAN FNR 28

29 KERRY Brendan   AUS FNR 29

(WD PLYUSHCHENKO Evgeny   RUS )

    http://www.isuresults.com/results/owg2014/owg14_Men_SP_Scores.pdf

http://www.isuresults.com/results/owg2014/owg14_Men_FS_Scores.pdf

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2014年2月 6日 (木)

ソチ五輪、密かに出場を期待していた選手

いよいよ始まるソチ五輪。私が密かに出場を楽しみにしていたフィギュアスケート選手がいます。

それは、サッカーから転向した「イルハン王子」ことイルハン・マンスズ氏。

トルコのペア代表として出場を目指していましたが、残念ながら今回は出場出来ず……。

30歳を過ぎてからのキャリアチェンジ。

多くのフィギュア選手が引退する年齢を考えれば、常識外れとも言える大胆なチャレンジです。

今回の五輪は出場出来ないものの、現役続行を表明しているので、いつか大きな大会でイルハン選手の演技を観られる日が来るかもしれませんね。(*^_^*)

http://www.isuresults.com/bios/isufs00034514.htm (ISUによるバイオグラフィー)

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