« 「立川志らく30周年記念第三弾 THE NICHIDAI」 | トップページ | エンブレム問題、各企業の対応から見えること »

2015年8月24日 (月)

アマナイメージズ、有料写真、インターネット上の無断使用で著作権侵害が認められ勝訴

写真を撮る人、販売する人、利用する人、クリエイターにとって大きなニュースがありました。

ストックフォトなどストックコンテンツの大手、アマナイメージズが、有料で販売する写真素材が他社Webサイトに無断で使用され損害賠償を請求した事案について、著作権および著作権人格権、独占的利用権の侵害が認められ勝訴しました。

(判決は、4月に出たものですが、8月20日付で株式会社アマナイメージズ、株式会社アマナからリリースが発表されました。)

http://amana.co.jp/corporate/news_releases/2015/08/news15082013.html

これまで無断使用に気付いても、泣き寝入りをしてきたフォトグラファーも少なくないと思います。(私なんぞでも、何度か経験しています。)

また、ブログやSNSなどの写真にもウォーターマークを入れるのは無粋だと思いつつ、(しかも、入れても無断使用されることもあります)、あまりにも多い無断使用や無断転載……。写真によっては、著作権だけでなく肖像権にも関わる問題が出てきますし、いつしか気に入った写真はネットに掲載しなくなったという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回のアマナイメージズの勝訴は、写真の著作権侵害による損害賠償が認められた重要な判例となりました。

リリースに次のように書かれていますが、まさにその通りだと思います。

特にインターネット上では膨大な数の著作物がアップされており誰もが簡単にコピーできるため、クリエイターや著作権者の権利の保護が十分に全うされないおそれが大きいといえます。しかしながら、著作権者等の権利者、使用者双方にとって健全なクリエイティブ環境を維持するためには、著作物が不正に使用された場合に、被害者(著作権者等の権利者)がきちんと無断使用者からの損害賠償等により被害回復を受けられることが必要不可欠です。逆に、使用する側においても、著作物の使用に当たり、権利関係の不明な著作物の利用を控える等の配慮が必要となります。

デジタルカメラやスマホなどの普及もあり、世の中に写真があふれる時代、写真はタダで拾うもの、写真に著作権は存在しないと思っている人、写真の著作権を軽視している人が、残念ながら私の周りにもいます。

多くのフォトグラファーは、(高額の)機材を購入し(定期的に新製品に更新し)、技術とセンスを磨き、アイデアを絞り、撮影地に何度も何度も繰り返し出向いたり、暑さ寒さの中シャッターチャンスを待ち、被写体との関係を築き、経費と膨大な時間と心血を注いでいるものです。ストックフォトなどの販売写真ともなれば、現像やレタッチにもかなりの時間がかかることもしばしば。

ストックフォトに限らず、今後、フォトグラファー、著作権者の権利が広く認められ、(まさにアマナイメージズのリリースにある)「権利者、使用者双方にとって健全なクリエイティブ環境が維持」される世の中になることを期待します。(*^-^*)

また、ストックフォトで作品を販売するフォトグラファーにとっては、作品を預ける会社や契約内容を考える良い機会なのかもしれません。たとえば、RMではないRFの場合、販売先・使用先をしっかりと把握する意味でも、独占販売や専属契約のメリットは小さく無いと改めて感じました。 

 

それにしても、このタイミングでのリリース、しびれます。

|

« 「立川志らく30周年記念第三弾 THE NICHIDAI」 | トップページ | エンブレム問題、各企業の対応から見えること »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。